新曲を発表するたびに、曲はどうやったら浮かぶんですか?

という質問を頂く事がよくあります。

自分の好きな記憶や心情を私は音で表し残していきます。

自然に沸き起こる感情が音の連なりとなりそれが鍵盤の上で登場してくる。

過去に演奏の仕事で訪れた場所やそこで出逢ったインパクトある人々、さまざまな記憶は今ある私の音楽にもかなりのインスピレーションを与えていると思います。

光と影。プラスとマイナス。陰陽

というような対極する組み合わせに美しさを感じます。

例えば、甘いお菓子も少~しだけお塩を効かせた方が実は味が引き立ったりします

物事には必ず表と裏がある様に相反するものを組み合わせてみると意外な発見があります。

そして一見綺麗で完成度高そうに見えるものにも実は影があったり。

上辺の美への賞賛ではなく、事実に目を背けないでそこに同時進行して実は存在している裏や毒を承認してこそよりそれ自体が引き立って価値あるものに見えてくると思うんです。

そういう無限性な視点で美しさも讃えたいんですよね。

片方だけ活かされるのではなく両面が活かされて全てが活かされてこそ自由さや解放感を感じられる美しさがある。

そんなイメージを持ちながら曲が浮かんできます。