絶対音感がもたらしてくれた恵み

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ピアノを5歳から弾き始め基本的な音階が解って両手で弾けるようになったあたりからだったでしょうか。ピアノの前に座って空想と共にテレビやレコードで聴いて記憶したメロディーをピアノの音で再現し始めたのは。当時ピアノの練習は正直言って熱心な子供ではありませんでした。でも自分の好きなバージョンにして弾くという遊びが大好きな子供だったと当時を振り返ります。

私が小学生の時は昭和歌謡曲が全盛期の頃。学校で昼休みになると
音楽室へ忍び込んではピアノの周りに友達を囲み、今週のヒットソングはと言いながら皆からリクエストをもらい耳で記憶しているんだからそのままピアノに写し落とせばいいという発想の元、当時のアイドルの人気のあった曲をピアノ即興演奏で答えるという遊びを楽しんでいました。友達が「楽譜がないのに新曲がなんでもう弾けるの?凄い!」と言ってくれるのがただ嬉しくて!
自分の中ではこんな簡単なことで皆が喜んでくれるのであればお安い御用と毎回思っていましたね。こんな職業があったらいいのになあと未来の演奏家としての自分のイメージをその頃から育んでいました。その後も中学生になるまで結構頻繁にこのお忍び遊びは不定期ですが続けていたことを懐かしく思い出します。
そんな幼き頃にイメージした未来が、現在のホテルラウンジや豪華客船で広いニーズのお客様へ演奏をお届けする職業へと導いてくれていると感じる今日この頃です。

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