数年前までの私にとって湘南という土地は縁もゆかりもない場所でした。

仕事柄、関東圏であれば東京都内に住んだ方が良いのではというオプションもありましたが、もし日本に住むのであれば、東京都内でビジネスを営みに行く事はあれど、暮らしを営むというイメージは自分の価値観には正直全くありませんでした。ライブ中心で活動することに特化したいのであれば一極集中の都市生活は理想的な形なのかもしれません。でも未来の形、音楽を生業にするこれからの時代は色々なアプローチ方法もあり得るのではないかとずっと考えていました。このコロナ渦が起こる以前からでも。

ここ数年海外の音楽分野では、演奏から作品のリリースまでを全てセルフプロデュースでこなす=自宅の部屋をスタジオにして全てこなすBedroom producer(ベッドルームプロデューサー)の活躍が注目され始めました。昨年には宅録した作品でグラミー賞を獲ったビリー・アイリッシュが現れた事でベッドルームプロデューサーは完全に現実的なもの市民権を得ましたよね。

今年2020年 1月にロスで行われたLogic pro Xの教則本著者 David Nahmaniの講習に参加した時、参加者のほとんどは趣味ではなくビジネスとしてDAWを駆使してベッドルームプロデューサーとして音楽ビジネスを成功させようという本気度が半端なかったのを思い出します。フリーランスのミュージシャンがもっと自由に台頭できる時代の流れがやってきているのであれば心強いことです。

一極集中という概念は他の先進国には無く、約15年前から実際に現場に行かなくても成立するビジネスのほとんどはリモートワークで執り行うことは驚くことではありませんでした。ゆったりした環境の人生観を羨ましくも思いましたね。実際にかつて住んだ異国の地や旅の仕事でお会いした人々から目の当たりにさせられた時は感激しました。

旅と音楽を共にする生活スタイルにどっぷりはまった結果、将来に定住する場所はそこが都会であっても田舎であっても自然が常に近くに感じられる場所が理想な場所と行き着きました。

ここ神奈川湘南エリアは私が生まれた頃を思い出す昭和風情が程良く楽しむことができ、海と自然の幸に恵まれた場所。公共交通機関の本数は頻繁に行き来しているので新宿までも1時間。ビジネスの用事がある時だけ都内へという便利さもあり。現状、程良い塩梅加減万歳な湘南の暮らしを楽しんでいます。

日本は自然災害が多く最近では温暖化は地球単位ですっかり定着。日本の夏は年々人が住む環境に適した暑さなのかというところまで変化激しいことは周知の通りです。昨年の世界一周航海でアラスカに訪れた時、流氷の美しさに感動したもののかなり溶け出していたのには驚いたものです。

だからこのご時世。世界の何処に住んだとしても必ずしもその場所を一生の楽園と決めつけられない現実はスピード時代に生きる私達の今に容赦なく降りかかろうとしています。ここなら安泰な場所というのは存在しないのかもしれません。

これからの時代は限定嗜好や先人に続く固定観念は持たない方が楽に生きられる時代なのかもしれませんね。人の価値観は千差万別。そして変化を阻むことで自尊心を保とうとするのは人の常ではありますが選択の自由と多種多様なこの先に向かって自分にとって何が生き心地の良い価値観なのか。

問われるところですね。

この2020年にあえて初セルフプロデュースしたアルバムのタイトルに湘南の地名を入れたShonan Twilight!

そう命名したのには、現状の暮らしへの精一杯の感謝と愛着を現したつもりです。関わる皆々様とのご縁に感謝致します。

初セルフプロデュースアルバム  Shonan Twilight 絶賛発売中です!

このWeb上よりご購入頂けます。CDアルバム及びダウンロードアルバムの2つのオプション選択可能で御座います。

今後ともどうぞ良しなに。ご機嫌好う。

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