人にはそれぞれ好き嫌いの嗜好や向き不向きがある様にその反面、それを思い込むことによってそう決定づけていて可能性にストップをかけている場合があるんですよね。なので実際には好まないことや苦手だと思っていることの中にも実は自分にピッタリと合っていて更には先々光を与えてくれる素がそこには眠っていることさえあるかもしれないというお話しを私の実体験を混じえここで少し触れたいと思います。

私は現在ピアノ弾き語り奏者としてそれを職業にしています。でも結論を先ず言ってしまえば歌を歌って音楽の仕事をすることになるとは音大をピアノ科で卒業する頃にはまだ想像すらしていませんでした。自分は歌えない、歌は苦手な方だと思いこんでいたからです。

ピアノ演奏者としてジャズ曲を中心にホテルラウンジやレストラン、バーなどで活動し出した頃にピアノ弾き語り奏者の募集が多くお尋ねがありました。私は歌えないからと敬遠する意思とは全く正反対に必要に迫られて歌い始めたという経緯が合っている当時の状況でした。でもなんと言ってもその当時にお仕事関係者や先輩方々の励ましがあったからこそ続け抜く事ができたと今でも振り返ります。当時のまだ未熟で粗削りだった私を一期一会の中で見守る環境を与えて下さったことにはただただ感謝ばかりです。

その当時は偶然の必要に迫られ始めたつもりが、結果的に今では必然だったと言えることにも感激の思いです。

その後海外ホテルラウンジの現場で叩き上げながら発声法や英語の発音矯正のレッスンを集中的に受けた時期などを経て、現在では豪華客船で更に多言語での歌のレパートリーまでも増やすキャリアになろうとは….。その間には山あり谷ありと紆余曲折も沢山ありました。訓練の繰り返しは気が遠くなる様な連続なこともありましたが今の充実した時間に変換できていることが唯一の自分へのご褒美としたい。果てしなく長い時間が過ぎてきたなあとも振り返ります。これからもまだまだその長い時間とのおつきあいは続くのだから上手く付き合っていきたいものです。

歌うことが苦手で歌う為の声は自分にはないと断言していた自分が今こうして歌い続けてピアノを弾きながらそれを職業にしていること。それは私にとって一瞬一瞬が奇跡の時間だと言えます。

人生の思わぬ展開はあえて受け入れてみようというのが私の持論。

だってその殻を破った先には想像さえできないくらいサプライズなプレゼントがやってくることがあるんだから。

そうやってこれからも自分自身を励まし続けて行きたい。

 

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